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タイル絵師 石渡 恭子展 「結(むすび) A token of Aloha」

本展では、これまでのタイル絵付け技法に日本古来の漆・蒔絵等の技法を加えた独創的な手法により、これまで400年以上に渡り結び継がれた琳派の心意気を感じさせる作品表現に挑戦しています。
琳派絵師たちの中からは俵屋宗達・尾形光琳・鈴木其一、続いて光琳没年1716年生まれの伊藤若冲他、浮世絵では葛飾北斎、そして北斎に魅せられたゴッホ作品までをタイル画制作しました。
現代でも様々な意匠デザインに見られる伝統的で革新的な琳派の境地をご覧いただけると思います。
また、海外を描くオリジナルの絵タイルやブロンズ作品も展示します。手で触れることのできる色褪せることのない絵画、タイル画の新しい世界をお楽しみいただけましたら幸いです。

開催日時:2021年3月26日(金)~4月5日(月) 11:00~7:00PM
(※初日は2:00PM オープン、 最終日は 5:00PM クローズ)

「須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみことやくじんたいじのず)」
かつて1845年向島牛嶋神社に奉納された北斎肉筆画の大絵馬がありました。北斎晩年の最大級で幻の傑作といわれます。残念ながら北斎が奉納したその大絵馬(縦126cnx幅276cm)は1923年大正12年の関東大震災で焼失してしまいました。
展示の作品は、凸版印刷より提供されたその推定復元図の画像をもとに制作した21枚組の大タイル画(60cmx140cm)。本来は2022年の牛嶋神社大祭でのご奉納を企画していましたが、このコロナ禍で「疫病退散祈願」を込めて前倒し制作しました。
個展終了後はやはり北斎ゆかりの向島牛嶋神社へ奉納予定。